誰もいない・・。 ここには、自分だけしかいないようだ・・・。 人の気配を感じない・・。 だが、決して、寂しい気持ちにはならない・・。 他の人の姿は見えないようだ・・。 だが、生き物たちの息吹が聞こえる・・。 辺りは暗闇に包まれている・・。 同じような風景が続いている・・。 暗闇の中に、美しく明るく輝く星が見える・・。 あれは・・? 少し・・歩いてみるか・・。 ・・・・・。 しばらく・・歩いてみた・・。 今日は、ここにとどまろう・・。 ここは・・? 俺は・・・いったい、どこにいるんだ? 静かで、冥く美しい大地だ・・。 ここは・・・いったい・・? 俺は・・何を見ている・・のだろう・・。 何も聞こえない・・? 誰か・・誰かいないのか? そうだ・・。 そうだったな・・・。 誰も・・いないんだ。 ここには・・誰もいないんだ。 ここに誰もいない・・理由は・・ この風景を見たことがある。 これは・・・いったい・・? ・・・・そうだ・・思い出してきた。 「私」には、するべきことがあったのだ。 少し、歩いてみよう。 「私」には・・これから、すべきことがある。 自分の体を動かすのは・・ 何年ぶりだろう・・。 私のすべきこと・・は・・。 ・・・・・・。 土の匂いがする・・。 太陽の匂いがする・・。 ・・・・・・。 ああ・・・来てくれていたんだね。 さあ、手伝ってくれ・・ そうだね。 正しかったんだ。 私たちの選択は正しかった。 ・・・・・。 そして、この風景は・・・ 迷わないで・・。 こうすることを、私達は望んだ。 みんなが望んだこと。 君は・・誰なんだ? 後は、これを埋める・・。 それが・・最後の私に残された・・最後の営み・・ そして、それから・・。 やがて、再び、 いつか、掘り返される時が来るだろう。 それは必然であって、決して罪ではない・・。 そして、再び・・すべては・・繰り返されるだろう・・。 もう・・一度見せてくれ。 それを・・もう一度だけ、見たいんだ。 そうだ・・あれは・・星ではないんだ。 思い出した・・ あの光り輝くものは・・・ そして、私は、その「箱」を見た。 この風景は、私のものだ。 そうだ、やはり、誤ってはいなかった。 まさに、私はこの風景を見たことがあったのだ。 そうです。 この箱には、私達のすべてが入っている。 おお・・そうか・・。 そうだった、この箱は・・まさに、私達の・・。 見てください。あのまばゆい光を・・ あれが、何であるのか、覚えていますか? そうか・・あの光は・・ あの光は・・星ではないんだ・・ 今、飛び立とうとしています。 そして、いずれ、戻ってくるでしょう。 「アンゴルモア」の時が来れば・・・ このヴィジョンは・・? 私は・・私は誰だ・・? そうだ・・・誰もが内包している・・存在・・。 私達から、再び、繰り返されるのです・・。 そうだ。再び繰り返されるのだ。 これが、終わりであり、始まり・・・だ。 再び・・繰り返される・・? 俺は何を言っているのだ・・? このヴィジョンは・・? このヴィジョンは・・? この映像は・・私たちのものです。 そして、それは、二つに集約されたのです。 一つは、この箱・・・ もう一つは、・・あの光る星・・ 隕石・・? そうだ・・隕石の形をしているんだ・・ あれは・・あれは・・ あの光り輝くものこそ、私たちの築き上げてきた すべて・・ そして、見守るもの・・・見守る・・